こんにちは!いよいよ9月に突入しましたね。
今日の福島市・吾妻地区はとっても涼しくて冷房いらず!窓を開け、風を感じながら過ごせる気候でとても心地良いです。
実は私、先週の水曜日から昨日まで、少し長めに夏季休暇をいただいていました。
帰省して家族や友人と一緒に過ごしたり!戻ってきてからはお部屋の整理をしたり!
おやすみ最終日だった昨日は、福島市の地域おこし協力隊の皆でBBQ in大波!(←またこちらも記事にしますね♪)
夏らしい数日間、おかげさまでとてもリフレッシュできました。
また今日からこのブログやInstagramで、吾妻のあれこれについて記録していきますね♪
ということで今回はタイトルのとおり!
先週の月曜日、8月26日に桜本のワイナリー・吾妻山麓醸造所(WINERY AZUMA SANROKU)で行われた、今期初!ワインの仕込みの様子についてお届けします。
吾妻山麓で醸造される白ワイン・デラウェア
皆さん、吾妻山麓の白ワイン・デラウェアは飲んだことがありますか?
こちらはこの前の冬に撮った写真ですが、一番右のボトルが昨年醸造&リリースされた「デラウェア2023」です。
水玉模様のエチケットラベルがとってもかわいいですよね。
実はこのラベル、常温だと白地にうさぎちゃんのマークというシンプルなデザインなのですが、
飲み頃温度(7℃)まで冷やすとあら不思議!水玉模様が浮き上がってくるー!!というスペシャル仕様なのです♪
(この写真を撮った日はクリスマス直前の寒い冬だったので、あえて冷やさなくとも水玉が出ていた)
デラウェア2023は辛口の白ワインで、夏祭りで飲んだラムネのような懐かしさを感じられる味わい。
果実味たっぷりで女性に大人気なんです。(私も吾妻山麓のデラウェア大好き!)
今回お届けするワイン醸造の様子は、こちらの次のヴィンテージ!2024年・先日収穫されたてほやほやのデラウェアをワインに仕込んでいく様子を記録していきます。
ちなみに昨年醸造されたデラウェア2023、ワイナリー店舗やオンラインストアでもまだ購入できます。
価格もお手頃なので、飲んだことないよ~という方はぜひ!とってもおすすめのワインです♪
デラウェア2024の醸造開始!
吾妻山麓で醸造される白ワイン・デラウェアは、山形県産の葡萄100%で作られています。
毎年8月下旬に、大きなトラックでそれはそれはたっくさん!山形県から福島市・桜本まで運ばれてきて、醸造が開始されます。
今年も例年同様!この圧巻の風景を見守ることができました。
トラックの一番奥までぎっしり詰められたデラウェアのコンテナ。2トン以上入荷されました!
食用でもおなじみのデラウェア。おいしいですよね。
子どもの頃、夏休み後半頃の我が家のおやつといえばデラウェアとカルピスが定番だったのを思い出します♪
口いっぱいに頬張って食べるのが好きだったので、幼少期の私がこの山盛りデラウェアを見たら大興奮すること間違いなしです。(いや、大人になった今でもテンション急上昇で大変)
ぷりっぷりでうるうるのデラウェア。入荷後早速仕込み作業に入ります!
まずは除梗破砕の作業へ
収穫したてほやほやで運ばれてきた、フレッシュなデラウェアさんたち。
美しい姿をいつまでもじっと見つめていたい気持ちもありますが、新鮮なうちに早速ワインへと進化するための仕込みに入っていきます!
まずはこちらの機械を使っていくのですが、何をするかというと…?
こちら、除梗破砕(じょこうはさい)機と言いまして、
葡萄の果梗を取り除いて粒だけの状態にし(除梗)、更に粒をほんの少し粗めに潰す(破砕)、というとても大切な作業を担ってくれる心強い機械です。
写真の左上部分にある大きな口からぶどうを投げ込むと、機械がぐるぐると回転し果梗と粒とに分けてくれます。
結構繊細な作業なのに、スピーディに進めてくれる除梗破砕機はすごい…!!何度見ても感動です。
このように機械の口から投げ込みます
こんなにたっぷり投げ込んでも…!
ぐるんぐるんと回転しながらスピーディに吸い込まれてゆく!
動画だとこんな感じです♪気持ちいいくらいに吸い込まれてゆきますよね!
そうして、粒だけの状態となったデラウェアさん。
このように破砕され、次のステップへ進みます。
粗めに潰された果肉感たっぷりのぶどうジュース!といった様子のデラウェア。フレッシュな果実味たっぷりの幸せな香りに包まれていました
発酵の前段階!圧搾の作業
除梗破砕機で粗めに潰されたデラウェアは、ホースを伝って圧搾機へと吸い込まれてゆきます。
こちらが圧搾機!これまた大きい大きい機械です。
このぐるぐる回転しているのが圧搾機です。
(この日なぜか私は動画ばかりを撮っていて、これ以降静止画の写真が一枚もありません…。そんなわけで動画で様子をお届けします。データ量多くなってしまってごめんなさい…!)
ぐるぐる回っている部分に葡萄の粒が送られて、バルーンのような仕組みで一気にクラッシュ。
するとこんな感じで下のプール部分に搾りたて葡萄ジュースが出現します!
美味しそうなデラウェア100%果汁のジュース。あぁ、このプールに溺れたい…
ここまでの作業を何度も何度も繰り返し、入荷したてほやほやの2トンのデラウェアさん達は全て果汁へと変身してゆきました。
大量の果汁となったデラウェアは、ここからホースで大きな大きな発酵用のタンクへと送られていきます!
いよいよ発酵へ
ここまでご覧いただいたとおり、ワインを作る過程でお水を加えることはありません。
すべて葡萄そのものの水分でできているのがワイン!なので、葡萄の美味しさがダイレクトに表れるお酒なんですよね♪
ブドウ果汁には発酵に必要な糖分が含まれているのですが、酵母菌がこの糖を食べることによって発酵し、アルコールと炭酸ガスに分解され、お酒に変身する!という仕組みで作られているのがワインです。
先程の圧搾機で果汁へと姿を変えたデラウェアさんたちは、こちらのタンクに送られて発酵準備に入ります。
これから毎日データをとりながら発酵の進み具合を確認し、ワインとしてリリースできる日を待ちます。
例年、9月下旬頃に瓶詰・10月にはリリースといったスケジュールで進められているので、今年もそんな感じになるかも!
きっとあっという間にお店に並ぶ日が来ますね。とっても楽しみです。
ワイン検定ブロンズクラスを受検した知識が役立ちました
実は私、今年の4月にワイン検定のブロンズクラスを受検しました。(この時のInstagramでもご報告しているので、ぜひご覧いただきたい!)
ちょうど桜本マルシェ開催の直前で準備も佳境に入っていた時期…。すっごいバタバタな日々の中まともに勉強する時間を確保できなかったものの、このときに身に着けた知識が今回の仕込み作業を見守る中でとっても役に立ちました。
ワイン醸造の工程一つ一つの意味を理解しているのとそうでないのとでは、見える風景が全然違います。
見どころというか、動画や写真の撮りどころに迷うことがなかったのが嬉しかったですね。
やはり、すべての経験は繋がっている!人生に無駄な瞬間なんて一つもありません♪
自分で選んだ道も、不意に現れる予想外の出来事も、全部ありがたいギフトだと思いながらこれからも過ごしていきたいものです。
というわけで、今回は桜本のワイナリー・吾妻山麓醸造所(WINERY AZUMA SANROKU)、2024年初のワイン仕込み風景についてご紹介でした!
次回は協力隊たちの夏休み・BBQ in大波の様子をお届けできたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました♪
また次の投稿でお会いしましょう!
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